ウハーという魚のスープ [Первое блюдо 1番目の料理 スープ]
日本人が欠かさず味噌汁を食べるように、ロシア人もスープをよく食べます。
体が温まり、野菜もたくさん摂取できるので、健康的ですね。
わが家では魚のスープも良く作ります。ウハーと言います。
本来「液体」を意味する語が元になっている名称で、もともとはスープ全体を差していたようです。
それがいつしか、主に、魚から作るスープをウハーと言うようになったそうです。
使用する魚に決まりはなく、 何百と言うレシピのバリエーションがあります。
シーやボルシチと並んで国民的なスープなのですね。
レシピを調べてみると使われる魚たちはこんな感じです↓
マス、ナマズ、サーモン、ザンダー(淡水のスズキみたいな魚)、フナ、
カワメンタイ(淡水のタラみたいな魚)、チョウザメなどなど
チョウザメはあまり手に入らないと思いますが、カスピ海近くで食したことがあります。
白身が淡白ですが程好い弾力とうまみがあり、とてもおいしかったです。
わが家でよく使うのは「ブリのカシラ」や「タイのカシラ」でございます。
アラとして安く売られているとすかざず手に取り、ウハーになるのです。
さてさて、わが家での作り方です。5リットルくらいの大きな鍋で作ります。
材料
- 魚(おかしら+あら1匹分)
- 玉ねぎ 中1個
- ニンジン 中1個
― ジャガイモ 中3個
- お米または麦 1/3合
- レモン 1/2個
- 塩・コショウ 適宜
― ローレルの葉 1枚
- ディル 適宜
作り方
下準備:麦を使う場合は水に1時間つけて給水させておきます。
(1) アラを洗います。塩ふってしばらく置いてからでもいいですね。
(2) 鍋にたっぷりの水をいれ(1)の魚を入れます。
(3) (2)に絞ったレモン入れ、玉ねぎ(分量の半分)とニンジンを丸ごと入れます。
(4) 灰汁が出始めるまで強めの火加減で熱していきます。
(5) 煮立ったら中火にし灰汁を取りながら15分煮ます。
この間に残りのジャガイモの皮をむいて8~10等分、玉ねぎをスライスしておきます。
(6) 15分経ったら一旦火を止めスープをざるなどで濾します。玉ねぎはサヨナラです。
(7) 魚のアラから食べられそうな部分ををほぐし分けておきます。
(8) 取り出したニンジンは適当な大きさに切ります。
(玉ねぎは再利用してません、ニンジンも別のを新たに使ってもいいですね)
(9) スープを再び煮立たせ、にんじん、たまねぎ、ジャガイモ、お米または麦、ローレルの葉を投入し煮込みます。
全体に火が通ったら、塩・コショウで味を調えて出来上がりです。
(10) お皿にスープを注いで、分けておいた魚の身を入れ、刻んだディルを散らしていただきま~す
スポンサーリンク
コメント 0