わが家のボルシチの作り方【材料編】 [Первое блюдо 1番目の料理 スープ]
私のボルシチは夫の家族から教わったものをベースに、
どこかでおいしいボルシチを食べたときにそのポイントを取り入れたりして出来上がってきました。
日本に手に入る食材でいかにロシア人(夫)が気に入る味にするか!?がポイントでございます。
と言っても、日本人の私の舌も大満足の味になっていますので、是非是非参考にしてくださいね!
【材料】
ブイヨンを作るための肉類(※1)、無ければ固形コンソメスープの素や鶏がらスープの素でも
- 丸鶏なら半分
ビート、生が手に入らなければ缶詰、それも無ければ思い切って入れずに白いボルシチ(※2)にしましょう
- 中1個
玉ねぎ
- 中1/2個
にんじん
- 小1個
パプリカ(赤でも黄色でもお好みで)
- 1/4個
ジャガイモ
- 中3個
キャベツ(色が白くて葉がギュッと詰まったようなキャベツがよりロシアっぽいです)
- 1/4個
キドニービーンズ、缶詰で良いが柔らかすぎないもの
- 茹で後200g
にんにく
- ひとかけ
できればディル、イタリアンパセリ
お好み量
トマトピューレか缶詰のトマト、無ければ生でも良いし、ぶっちゃけケチャップ(※3)も可!
- 大さじ4
サラダ油(グレープシードオイルやオリーブオイル、ヒマワリ油などヨーロッパ料理によくある油がより良い)
- 大さじ4
塩、こしょう
- 適宜
サワークリームと生クリーム、または脂肪分の高いヨーグルト(※4)
- 適宜
☆分量は大体ですのでこだわり過ぎなくていいですよ^^
さてさて、材料の詳細を見ていきましょう。
※1について:
わが家でよく使うのは『丸鶏』です。ブラジル産の冷凍の丸ごとチキンは冷凍庫に常備しています。
冷凍ではない新鮮な国産鶏の丸ごとをスーパーで見つけると、すかさずこれを利用します。
他には、鶏がら(安上がり!)、手羽先、豚骨、豚や牛の塊り肉など、臨機応変に手に入ったものを使いますが、
やはり骨付きがいいですね。
※2について:
白いボルシチですが、これは一般的な言葉かどうか確認してませんが、
うちの夫とその家族はビート抜きのボルシチを白いボルシチと呼び、よく作っています。
※3について:
ケチャップを使うなら、よりピューレに近い感じがする「ハインツのケチャップ」をお勧めします。
個人的には生トマトを使うよりいいのでは? と思います。
本来ビートの赤い色が抜けないようにレモン汁やお酢を加えるのでケチャップの酸味が入っても違和感ありません。
もし酸味が強すぎると思うときはちょっと砂糖を加えてみてください。
子供の足し算みたいな方法ですが、酸味がまろやかになります。
※4:
ロシアではボルシチを食すときに「スメタナ」という乳製品を入れます。
サワークリームで代用されることが多いですが、もっと食感を近づけるにはそこに生クリームを足します。
この二つを揃えるのも大変なので、ヨーグルトでも代用できるのですが、普通の物は向きません。
そこで乳脂肪分が高いヨーグルトを使うとかなり近い感じになります。
以前は置いている店が少なかったのですが、最近はスーパーで普通にみられるようになってきました。
少しお高い『青いパッケージ』のヨーグルト「小岩井グルメファン」がおすすめです。
それから、肝心のビートですが、最近はロシア大使館からほど近い八百屋さんで購入しています。
その他、紀ノ国屋などの輸入品販売店や、有名百貨店の食品売り場などでも売っていますね。
農家さんなどからネットでも購入できることがあるようです。
わが家には決まって毎年2回ウクライナからお客さんが来るのですが、
その方に本場のビートを持ってきてもらったことがあります。(いけないことでしょうか?)
そのビートで作ったボルシチと言ったら!!!
こんなに甘くてコクのあるおいしい、これが本当に私が作ったボルシチ!?
と、驚くほどおいしいビートでした。さすがは黒土地帯です。
次回はいよいよ作り方を書こうと思います。
スポンサーリンク
コメント 0